「大丈夫かな…?」「病院に行くべき?」
元気に遊ぶ子どもに“転倒”や“頭の打撲”はつきもの。でも、頭をぶつけたとなると不安になりますよね。
この記事では、小さな子どもが頭をぶつけたときに親が取るべき行動や、受診の目安・当日の過ごし方・様子を見るポイントを丁寧に解説します。
目次
🧠 子どもが頭をぶつけたときに、まず確認すべきポイント
✅ 意識があるか、泣いているかを確認
- 泣いている=意識がある証拠。すぐ泣いたなら安心材料のひとつ
- 意識がなかった、呼びかけに反応しない場合はすぐに救急要請を!
✅ 出血の有無・量を確認
- 頭は血管が多く、少量でも出血しやすい。出血が止まらない場合はすぐ受診
- 5〜10分ほど圧迫しても止まらない場合は、念のため病院へ
✅ たんこぶ・腫れがあるかを見る
- たんこぶ=外側への衝撃
- 見た目に異常がなくても、内出血や脳しんとうのリスクがあるため油断禁物!
🚨 すぐに病院に行くべき「危険サイン」チェックリスト
以下の症状があれば、迷わず医療機関を受診しましょう。
- 意識がもうろうとしている・反応が鈍い
- 嘔吐が繰り返される(1回のみなら様子見も可)
- 頭痛が強く、泣きやまない
- 手足の動きが左右で違う
- 目つきが変・焦点が合わない
- 出血が止まらない or 鼻や耳から透明な液体が出ている
- 数時間後に突然ぐったりする・元気がなくなる
📌 特に乳幼児(0〜3歳)は症状が出にくいこともあるので、慎重に!
🕒 受診しない場合でも“当日中は経過観察”を!
✔ 普段通り元気でも、最低24時間は観察を
- 安静に過ごさせ、激しい運動や長時間の外出は避ける
- お風呂はシャワー程度にしておくのが安心(血行が良くなると症状が出やすいため)
✔ 就寝時はどうする?
- 寝かせてOK。ただし、数時間おきに呼びかけて反応を見ると安心
- 顔色や呼吸に変化があればすぐ受診!
🏥 病院受診の目安と「どこへ行けばいい?」
- 平日昼間 → 小児科または脳神経外科のある総合病院
- 夜間・休日 → 小児救急外来、または#8000(こども医療電話相談)で相談
📌 心配なときは迷わず相談を!親の不安を解消するのも大切なケアの一つです。
📌 まとめ:落ち着いた観察と正しい判断が、子どもを守る第一歩
頭をぶつけたときは「元気そうだから…」と軽視せず、24時間は様子を見る姿勢が重要です。
異変を見逃さず、必要があればすぐ医療機関へ。保護者の“冷静さ”が、子どもの安全を守ります。